竜を紡ぐ
2016年初頭から痛めている腕は”手根幹症候群”との診断をうけまして、最近は創作活動は控え気味。
症状としては痛みとしびれでしょうか。
腱鞘炎のようなものでもあるのですが、タイピングでの文章入力もままならない時期もありまして、あまり無理をしないようにはしております。
それでもお絵かきはしたいもので、ちょうどpixivでシブアースを企画運営されていた小畑さまがワンドラ……”#ドラゴン・竜人版深夜のお絵かき60分一本勝負”を開催されていらっしゃったので、そちらで慣らし……?リハビリ……?を兼ねて、初心に戻って紙とペンで大好きな竜にまつわる絵を描いております。
ワンドローイングですので、お題に沿って60分の枠内でどれだけのものを描くか……というのが醍醐味なのですが、”お題を内包した竜を描く”事よりも”お題を内包した竜にまつわる世界”を描きたい欲が先行してしまい、本当にこれでよいのかしら……?と思ってみたり。
提示されるお題も、別に全てを使わずともよいのですが、自分の枠を広げたい思惑もありついつい「全部盛り」しようとあがいております。
本当なら、言葉を添えずとも「絵と向き合っただけで伝わる世界」が一番好ましいのだろうとは思うのですが、私の創作の方向性といいますか、癖といいますか。
補足という立ち位置ではない、「作品と連動した言葉の羅列」をついつい添えてしまいます。
絵と言葉のふたつが揃ってはじめて意図した何かが伝わるような。
twitterの固定ツイートにしている言葉がわりと私の創作の方向性の根底にあるものなので、どうしてもそういった「相互関係によって広がる世界」に手をのばしてしまうのです。
わたしにとって「竜」はとても奥深い「題材:テーマ」です。
創作欲の根底に鎮座するもののひとつです。
「いまだ色褪せぬ浪漫」ともいえます。
その容姿を描くことよりも、その生き様を紡ぐ事に心惹かれます。
その囲われた絵の枠の中で息づく生命を感じたいのかもしれません。
ただただ愛おしく、どうしようもなく心躍るのです。
── twitter引用:2014/10/19
音楽は聴き手に世界の色彩と物語を。
絵は受け手に世界の情景と息吹を。
物語は読み手に世界の在り様と生き様を。
命を織り、世界を織り、情景を織る。
色鮮やかに綴り織る世界に生命を吹き込んでいく。
そういう創作に向き合って生きたいですね。